年賀状を事業に活かすアイデア

年賀状、本当に減りましたよね。

自分もこれまで書く方では無かったので、当然ではありますが、

この正月、郵便受けを見て、あまりの少ない枚数にちょっとがっかり。

先日、年賀状の2023年度向け発行枚数が発表されまして、16.4億枚だったそうです。

1年前の2022年度は18.2億枚。

その前の2021年度は19.4億枚。

これって12年連続の減少だそう。

理由はメールやSNSの普及です。

年賀状をわざわざ買って、デザイン作って、書いて、送る。

今、私たちが手にしているスマホというツールの利便性を考えると、

手間と労力、そのリターンのコスパが見合ってないというのが正直なところです。

思い返せば、電子メールで新年のメールを送って済ませるなんてけしからん、というような時代もありましたが、もう当たり前のように取引先からもLINEでカジュアルな「あけおめ」メールが届きます。

おめでとうという挨拶ができた事実があれば、それでOKというのが正直なところでしょう。

かくいう代表の川浪個人としても、そして会社としても、昨年度まで年賀状を全く書いていません。

LINE年賀で済ませていました。

それが今の時代は新しいと思っていたし、それで十分だと感じていました。

しかし、2023年は、年賀状の可能性をもう一度、考えてみよう、ということになりました。

世間が年賀状を出す枚数が減っているということは、届く枚数も減っているということ。

届く枚数が減っているということは、届いた年賀状に対し、以前よりも時間をかけて目を通していただく可能性が高いこと。

たった1通63円で、新年ということを口実に嫌味なくメッセージを伝えられるというのは、考えようによってはとてつもないコストパフォーマンスの高い営業ツールにもなり得るということ。

何か良案ないかなぁと考えていて。

年末ギリギリのタイミングで、フラッシュアイデアとして思い浮かんだのですが、

年賀状に動画のQRコードを仕込んでみようと。

私達らしく、新年の挨拶を動画で撮影し、編集。

その動画へのリンクをQRコード化。

QRコードの無機質なデザインを、赤いハンコ=落款印(らっかんいん)に見立て、今時シンプルすぎて逆に二度見してしまうような年賀デザインを制作。

時間も無い中での準備になったので、クオリティにはこだわらず、とりあえずやってみて皆さんの反応をお聞きしてみようと思い、100通ほど、親しい事業者の仲間たち中心に送ってみました。

結論、これはやり方によっては可能性があるぞ、と感じました。

少なくとも、映像を見ていただいた方にとって、他のどの年賀状よりも記憶に残ったことは間違いありません。

覚えていただく、思い出していただくだけで、この取り組みは、私にとって成功なのです。

映像の作り込み次第では、「毎年、ファンクからの年賀状が楽しみ」になってくれる方もいるかも知れませんし。

「届くのが楽しみな年賀状」

そんなゴールを見据えて、来年度は、さらに年賀状の枚数を増やし、事業に活かす可能性を模索してみたいと思います。

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